通訳案内士(通訳観光ガイド)とは?
通訳案内士試験(通訳ガイド試験)の目的は受験者に通訳ガイドとして就業できる知識・資質があるのか測ること。通訳ガイドは、通訳案内士試験の合格者のみしか就くことができず、通訳ガイドは日本に来た外国人観光客に観光案内をしたり、日本文化などを紹介することを業務としている。
通訳案内士試験(通訳ガイド試験)とは?
通訳案内士試験(通訳ガイド試験)とは、語学に関する唯一の国家試験。また、この試験に合格すればプロの通訳ガイドとして就業する資格が与えられるという、仕事に直結する免許書としての意味を持つ検定試験でもある。
しかし、通訳案内士試験(通訳ガイド試験)は年間の受験者は約5,000から6,000人といわれており(ちなみに英検の受験者はのべ約300万人)、一般に認知度が高いとは言えないようだ。

通訳案内士試験(通訳ガイド試験)ではどんな問題が出るのか?
通訳案内士試験(通訳ガイド試験)は第一次試験から第三次試験までの3つの試験からなっている。同じ外国語のスキルを測る試験でも、外国語検定試験とは違い、通訳案内士試験は通訳ガイドとしての知識・資質を問うものとなっている。
通訳案内士試験(通訳ガイド試験)の一次試験
通訳案内士試験の一次試験は読解問題・作文問題・和文英訳・単語問題等からなる筆記試験で、リスニング問題はない。問題の形式だけ見てしまえばオーソドックスな筆記試験といえるのだが、問題の内容は日本や旅行業に関する問題が大半を占めている。
例えば単語問題では、”ささかまぼこ”や”国土交通省”などの日本の旅行に関連する固有の言葉を英語に置き換えて表現することが求められるのだ。また、日本特有の習慣について外国語で説明する必要がある。
通訳案内士試験(通訳ガイド試験)の二次試験
通訳案内士試験の二次試験も、面接官より”日本の外交についてどう思うか?”など日本の現状に関する質問や、”外国の旅行者を案内したい日本の都市はどこか?その理由は?”など旅行業に関する質問がなされる。
二次試験の試験時間は約5分と非常に短いので、実力を発揮する間もなく、試験が終わってしまったというケースも多い。通訳案内士試験の中でも最も難しい部分のひとつだ。
通訳案内士試験の二次試験は通訳ガイドとして十分な英会話力があるかに加えて、通訳ガイドとしてふさわしい資質を備えた人物であるかを判断する人物考査も兼ねているので、面接官に不快感を与えない態度で臨むことはもちろん、旅行者を楽しませるユーモアのセンス・朗らかさなどを兼ね備えていることが重要なのだ。
通訳案内士試験(通訳ガイド試験)の三次試験
通訳案内士試験(通訳ガイド試験)の三次試験は全て日本語で、日本の歴史・地理・産業・経済に加えて、日本文化・時事問題に関する一般常識問題を問うというのが主な内容。
ただ、三次試験の合否ラインは50%とかなり低めに設定されており、合格率も約90%ぐらいあるという現状から、あまり落とすことはないようだ。仮に不合格になったとしても、三次試験不合格者のみは翌年一次・二次試験が免除になるという措置があり、三次試験のみ再挑戦できるようになっている。
*二次試験に不合格の場合は一次試験は免除にならず、翌年受験する場合は再度一次試験を受験する必要がある。
